今日、ファンタジー等において魔法使いが杖(ワンド、ステッキ)等を振りかざす事で魔法を行使する描写があるが、これらは高齢者の象徴である(歩行補助器具としての)杖が、霊的な効果の発露を行っているという思想の発展形であると考える民俗学者もある。またこの他にも、高齢な魔法使いほど強大な魔力を持つという思想も、民間療法に通じた高齢者の存在を形容した物だと考えられる。
架空の世界を扱った作品(漫画・アニメといった物から映画・小説に至るまで)等でも戦闘に長けた老人は多数登場する。中でも武術を習得し、格闘戦等が得意で戦術の知識を長年培ってきた老人キャラクター(『ドラゴンボール』の亀仙人など)も多々見られ、またメジャーとは言えないが、老騎士もかなり戦闘力が高い形で描かれている。
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しかし、漫画や小説のメディアでは読み手が感情移入しづらいので、高齢者がこれら作品中で主役になることは殆ど無く、そのポジションは脇役になることが多い。例えば、主人公の未熟な時代の師匠という役割である。これは、これら作品の受け手が血気盛んな若年・青年層に集中するためと思われるが、実社会でも若年・青年層が高齢者に学ぶ物は多いと言えよう。しかし、作品の途中で敵と戦った末に戦死したり、次の世代に意思を託して衰弱死するなど、物語の中間地点で死んだりすることも少なくはない。
少年漫画で老人が主人公を張った数少ない例として、小畑健の『CYBORGじいちゃんG』(『週刊少年ジャンプ』連載)がある。